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島根〔石見銀山〕視察の旅2012 〜まちおこし編〜

2012年のGWに夫婦で視察に訪れた、島根県・石見銀山のまちおこし編〔後編〕です。

前編、『島根〔石見銀山〕視察の旅2012 〜文化・歴史編〜』はこちら


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JR岡山駅から出雲まで、特急列車「やくも」で揺られること3時間。
さらにそこから電車やバスを乗り継いで2時間ほど山奥へと入っていくと、ようやくそこには石見銀山はあります。

この山奥の集落に果たして人は来るのだろうか。
そんな思いを抱きながらも、何か光るものがそこにはあると信じて、私たちはその地に向かっていました。


石見銀山の二つの街には、いまでこそ500名近い住民が生活しています。
しかし、一時は過疎化に歯止めがかからない事態に陥り、銀の産地として一世を風靡した当時の面影はなくすっかり廃れてしまったことがあったそうです。

そんな中、なんとかこの街の持つ魅力を発信したいと立ち上がった有志により、古民間の町並み復興からスタートした取り組みは、今では田舎のライフスタイルの提案という形で、都市部の生活者の間で受け入れられるようになっています。



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民家の中、人間と生活の場を同じくするツバメたち。
店内には、「ツバメの落とし物にご注意ください」という触れ書きがありました。


店の入口から中を見渡すと、奥にまぶしく光る新緑が目に飛び込んできます。



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懐かしい縁側の風情。風鈴の涼しげな音色が風に乗って通り過ぎていきます。
季節に応じたしつらえによって、空間は大きく様変わりします。



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木漏れ日が差し込むカフェでの静かなひととき。
この土地ならではの梅を使ったメニューをオーダーしました。



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その昔、病と隣り合わせだった銀山の坑夫が梅の薬用効果に着目し頻繁に食していたことから、この土地にはいまでも梅を使ったレシピがいくつか存在するようです。




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島根滞在最終日の14時、2日間滞在した石見銀山を後にするとき、長い夢から覚めるような心地がしました。

ここに来る人たちは、私たちも含め
日常生活では決して味わえない、見られない、体験できないことを求めて
はるばる山奥までやってきているのだと実感すると同時に、
どこか懐かしい、追憶の景色を呼び覚ます力がこの土地にはあるように感じました。


今、私は商品企画を通じて「モノ」の持ち味を引き出すことを理念として活動していますが、いつの日かこうした土地やコミュニティの持ち味を引き出す仕事に携われるならば、その土地だからこそ輝く魅力でそこに住まう人も、外からやってくるゲストも双方気づきを得られる、自分らしさを取り戻せる、そんな場を築くことができたらどんなに幸せかと思います。

島根〔石見銀山〕視察の旅2012 〜文化・歴史編〜

今年のGWは、以前から夫婦で気になっていた島根の奥地、石見銀山を訪れました。

後編、『島根〔石見銀山〕視察の旅2012 〜まちおこし編〜』はこちら


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石見銀山といえば、国内最大の銀山(現在は閉山)であり、2007年に産業遺産としてはアジアで初めて世界遺産に登録されたことで有名ですが、世界遺産に登録されるずっと前から景観を保存し田舎のライフスタイルを発信するべく、人口500人の小さな村で人々が一丸となって街おこしを行う取り組みを、一度この目で見てみたいと思っていました。

銀山を訪れてみて、まず感じたのは緑の多さ。そして、苔のむした岩々が古い武家屋敷や古民家に溶け込んだ景観でした。



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人により作られた作為的な自然ではなくて、長い時間をかけて少しずつその土地に馴染む植物が根を下ろしてきている。産業の発展と両立してそうした景観を残してきたことこそ、石見銀山が世界遺産に選ばれた大きな理由だと感じました。


現地に住んでいる方に聞いた話では、当時の坑夫の労働環境の過酷さは並々ならぬものだったとか。

「間歩(まぶ・坑内)に一度入れば、10年まで」、俗説では「3年持たない」といわれ、坑内に充満する有毒ガス、煤、粉塵(酸化鉛とされている)により気絶えをおこし、坑夫の健康状態は深刻だったようです。平均寿命はおよそ30歳程度という記録も残っており、家族構成も独身または夫婦のみが多かったといいます。

銀外交のきらびやかな歴史とは裏腹に、厳しい労働犠牲の歴史がそこにはありました。


それでも、石見銀山は世界産出銀のおよそ3分の1(1万貫・約38トン)を占めた時期もあり、領土は100の村々からなり、人口も20〜30万人いたとされる栄華を極めた時代もあり、その歴史と文化が景観の中に息づいているようでした。



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日もだいぶ傾きやさしい木漏れ日に包まれると、静かな時間が風とともに通り過ぎます。
この何とも心地の良い空間に身を置き、心の声に耳を研ぎ澄ませたとき、人が本当に求めているものが何であるのかが見えてくるような気がします。

石見銀山の地が醸し出す独自の風情は、遠方から訪れた私たちにとっても馴染み深いものでした。


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